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2.冷え性が治ったらこんな悩みも消えた
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2.冷え性が治ったらこんな悩みも消えた

1. 人口受精をしても赤ちゃんが授からない
私は、冷え症そのものでとても悩んでいたわけではありません。私の悩みは結婚9年になるのに、子供に恵まれないということでした。とにかく赤ちゃんがほしかったのですが、特に問題となるような原因はなく、9年がすぎてしまったのでした。
結婚7年めごろからは、年に7~8回、十回にわたって人工授精も試みましたが、いずれも成功せず、子供はあきらめなくてはならないのかしらという気持ちにもなっていました。
ある日のこと、母が「冷えるのがよくないんじゃないかしら」といい、「全国冷え症研究所」に行ってみることにしたのでした。
それまで、足先が冷たいと思うことはありましたが、我慢できないほどの冷たさではありません。ですから、自分の身体のどこかが冷えているという自覚はなかったのです。
でも、研究所にやってきて検査の結果驚いたのは、お腹が人より冷たいという事実でした。触ってみると、たしかに冷たいような気はします。
けれども、人のお腹の温度と比べるようなことも普通はないわけですから、自分の体温が正常なのだと思いこんでいました。私の上腹部は31.8℃。下腹部は30.3℃。
足が冷たく感じられるときには「足湯」をして温めていましたが、それは、湯冷めの状態をつくり、冷え症の解決にはならないと教えられ、お腹を温める方法に切り替えました。
まず、研究所では身体を温める効果のあるビワのエキスをお腹に塗ってセラミックの機械で温める方法と、お腹のなかの交感神経節に刺激を与え、骨盤から下肢への決量を増やすという治療が行なわれました。
自宅から研究所までは電車で30分ほどの距離でしたが、平成11年11月から12年10月まで、週3回通院していました。
あわせて自宅ではシャワーマッサージをつづけ、夜は湯たんぽを使って足やお腹が冷えないようにしました。腹巻はお腹と背中の部分にポケットのついたものを購入し、ポケットに使い捨てカイロを入れて、いつもほかほかの状態になるよう心がけました。カイロはもちろん冬場だけで、夏は腹巻だけをしていました。
身体が温まった、お腹の温度が上がったという自覚はあまりなかったのですが、体表温度計で測っていただくと、たしかに上腹部、下腹部の温度が上がり、効き目が出てきたのかなと思っていた矢先、妊娠がわかりました。
平成13年1月のことでした。そのとき与えられた女の子は今1歳1ヶ月。「ママ」という言葉を覚え、かわいい盛りです。



 

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