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| スーパーやコンビニエンスストアで購入することのできる粗塩(あらじお)を用意し、両側の足指のマッサージを行ないます。片側に大さじ2~3杯ほど(約30~40グラム)の粗塩を使います。 食塩では効果的ではありません。塩マッサージの刺激に慣れてきたら、岩塩をこのなかにミックスするとよいでしょう。 足の指先に塩をつけてマッサージすることで、足の指先にある血管を取り巻く自律神経を刺激することができます。 |
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| この結果、バランスの崩れている全身の自律神経の働きが整います。二次的な作用として、足の指先の温度上昇が見られます。 顕著な例では、マッサージ前の温度と10分後の温度の差は5℃近くもありました。この温度変化は、マッサージ直後よりも時間の経過とともに上昇する場合が多く、持続時間も長い場合には2時間以上、足の温かさを保ちます。 また、血管が拡張して起こる「次世代型の冷え症」についても効果的で、一時的には血管が拡張しますが、二次的な作用として血管が収縮してきます。このマッサージをつづけて、10日間で足先の温度が3℃下がった症例もあります。 このときの自覚症状としては、数年来の背中を中心とした身体の冷え感が減少し、便秘や腰痛が改善されました。 この足指塩マッサージは、どのタイプの冷え症の人にも効果的です。これは塩の刺激とマッサージ効果により、トラブルを起こしている全身の自律神経に直接働きかけ、乱れていたバランスを整えるからです。 |
| (1) まず粗塩30~40グラム(大さじ山盛り2~3杯)を用意します。これを両手に持ち、その両手で足指を包みこみます。足が濡れている場合は足先を軽く拭き、水分を取り除いてください。 (2) この状態で足の指のみを上下より手の指を使って、こするようにマッサージを行ないます。身体のポジションとしては、あぐらをかくようにすると行ないやすいでしょう。 (3) つぎに、この状態で足の裏側から両手の親指を使って足指のマッサージを行ないます。 (4) つぎに、足の指と指とのあいだに手の指を入れ、指の両側のマッサージを行ないます。 (5) これを片側2分間、両足で4分間行ないます。足の指先が赤くなるまで行なってください。 (6) これを1日1~2回行ないます。 |
| あまり強くこすると皮がむけることがありますので、気をつけてください。 時間を短縮させたいときは、ボディブラシを手のかわりに使用し、同様に粗塩をつけながら指先のみをマッサージしてもよいでしょう。 足指塩マッサージは、たいへんに効果的です。このマッサージを行なうだけでも、さまざまなタイプの冷え症の改善が見られます。そして同時に身体のさまざまな症状(肩こり、腰痛、関節痛、不眠、イライラ、疲労感など)が消失した症例も数多くみられます。 症状のひどい場合には、1日2回程度行なうとよいでしょう。 |
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