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2.冷え性が治ったらこんな悩みも消えた
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2.冷え性が治ったらこんな悩みも消えた

3. わずか1ヶ月で足先の冷えが消えた
体表温度の変化のグラフ研究所で受けたのは、超短波とマイナスイオンによる治療でした。
そして自宅では、教えていただいたマッサージと簡単なストレッチを始めたのです。シャワーマッサージは入浴のたびに足先だけ、熱いお湯と冷たい水を数回交互にかけるというもの。
この方法だけで2~3週間すれば、冷え症は改善すると聞いてはいたものの、正直なところ、半信半疑でした。
合わせて荒塩で足指のマッサージも行ないました。そして、お風呂上りには足の指でグー・チョキ・パーのジャンケンをする「足指ジャンケン」を片方ずつ10回して、最後に両足いっしょに10回のジャンケンをします。毎日のことなので、どのくらいつづけることができるか不安でしたが、シャワーマッサージをすると、布団のなかに入ったとき、足先の冷えを感じることなく眠ることができるので、それが嬉しくて、楽しみにさえなっていきました。
食事面ではショウガと温かいものをとるようにというアドバイスがありました。
一日5杯は飲んでいた大好きなコーヒーは残念ながら、身体を冷やすので大敵だということで、一日2~3杯に抑え、やはり大好きなビールも節制するようになりました。
ショウガは味噌汁に入れると、香りもよく、身体全体がほかほかと温まり、しかも、その暖かさが持続するので、せっせとショウガ味噌汁をつくりました。
あるとき、味噌汁ではなく、豚汁にショウガを入れてみたのですが、それまでと一味違ったとてもおいしい豚汁になり、家族にも好評で、我が家の新しい献立レパートリーとしてすっかり定着しました。
そして、治療を開始してから1ヶ月後、初診時とおなじ検査をしていただいたところ、足先の温度は25.3℃、体水分量は52パーセントと大きく変化していたのです。
今年の夏は初めて素足ですごすことのできた、夏らしい夏でした。
セルライトの問題がすっかり解決するまでには、もう少し時間がかかるのかもしれませんが、自分で自分の身体をコントロールすることのできる喜びがあります。
人まかせにしないで、自分でできることを正しくつづけていくことが、長年の苦しみから解放されるいちばんの方法だったのだと痛感しています。
自らそんな体験をすることのできたいま、気になっていることがひとつあります。
それはティーンエイジャーの娘のことなのですが、彼女がとても「眠たがり」ということです。「寝る子は育つ」という言葉がありますが、健康的にぐっすり眠って昼間は精力的に活動して、というタイプではなく、とにかく、いつでも眠い、という状態なのです。学校から帰ると昼寝をしているにもかかわらず、塾に行っても眠っていることがあると、塾の先生からお聞きして、びっくりしてしまいました。
私は自分自身の身体がバランスを崩していなかったら、とりあえず大きな病気はないのだしと、見すごしてしまっていたのかもしれませんが、娘の現在は健康ではないのだと感じずにはいられません。
それは、特に健康を害するようなことをしていなくても、空調の効いた空間で一日の大半をすごし、汗をかくことも少ない現代の人たち誰もが抱えている大きな問題だと考えます。
豊かで快適な時間を与えられた現代が自律神経失調症の人間をたくさんつくりだしているのです。
今後、自分のことも自己管理していかなければならないのはもちろんのこと、家族が本来の「健康に生きるエネルギー」を失うことがないようにしなければなりません。ともに考え、ひとつひとつのことを解決していくことができるよう、自分の経験を生かすことが大切な課題だと思っています。



 

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