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2.冷え性が治ったらこんな悩みも消えた
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2.冷え性が治ったらこんな悩みも消えた

2. まずは冷え症治療に専念
葛飾区四つ木にある「全国冷え症研究所」を訪れたのは、今年の1月のことです。
とりあえず、冷え症をなんとかしようと思い立ってのことですが、体表温度を測っていただくと、上腹部が冷えていて、さらに体水分量も平均値より多いという結果です。ところが、寒い、冷たいと感じていた足先の温度は体温より3.5℃低いだけの32.7℃もあるといいます。
健康な人は足先の温度が27℃くらいで、冷え症のひどい人は18~19℃台にも下がっているということですから、こんなに温かいのに冷たく感じる自分の感覚がとても不思議でした。
これが「次世代型冷え症」だと説明していただき、とにかく、一刻も早く体質改善をしたくなりました。
指導に従って、生活のなかまでまず変えたのは、身につけるものです。
私は仕事柄、コンピュータの前に坐っていることが多く、電磁波を浴びつづけている毎日です。それが「次世代型の冷え症」を生み出す要因だと教えていただき、静電気を起こさない素材を選ばなければならないことを知ったのでした。それには天然素材がいいということでしたので、下着はすべてシルクに変えました。
パジャマもシルクです。着心地はいいし、温かでした。寒い日には上に何かを羽織れば、むれることもなく快適です。
シルクのタイツも試してみましたが、やはり肌ざわりがよく、普通のタイツより、ずっと温かく感じられました。通販で購入したシルクのストッキングも、ナイロン製のものよりたしかに温かく感じられます。
以前は寝る前にドライヤーで布団を温めていたのですが、陶器製のゆたんぽを使うようにしてみました。すると、朝まで穏やかな温もりと適度な湿気があって、ゆったり眠ることができるようになりました。
食生活にもずいぶん変化がありました。
生野菜、果物をやめ、野菜は根菜類を中心に温野菜に切り替えたのです。私は根菜類がもともと好きでしたから、それはまったく苦になりません。
ショウガは常備食品となりました。料理をつくることが好きでしたので、お味噌汁を頻繁につくり、必ずショウガを入れていただきます。
そのほか、うどんにもソーメンにも、つゆのなかにはショウガを使いました。焼き茄子などの焼き物にもショウガを添えれば、かなりたくさんの献立に生かすことができます。
コーヒーは毎日のように飲んでいたので、少し残念でしたが、紅茶に切り替えて、ティータイムを楽しむことにしました。
そして、シャワーマッサージ、塩マッサージを入浴のたびに繰り返し、ヘチママッサージはテレビを見る時間や寝る前のちょっとした時間を使って行なうようにしたのです。
もちろん、研究所への治療にも通いました。仕事の時間の許すかぎり、週に2~3回は行っていたと思います。冷えのつらさと婦人科系疾患への不安が熱心に治療を継続させたのだと思います。
もうひとつ理由があります。
治療をしてくださる方たちがとても熱心で親身になって話を聞き、ていねいに説明してくださることが、身体と心に不安をもっている私にはとても助けになったのです。
一般的には病気というジャンルに入っていない冷え症だけに、親身になって考えてくれる機関も病院もありませんでしたから、精神的にもとても救われました。



 

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