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2.冷え性が治ったらこんな悩みも消えた
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2.冷え性が治ったらこんな悩みも消えた

2. 身体を冷やさないためのさまざまなチャレンジ
「全国冷え症研究所」で、まず全身の検査を受けました。

「冷え症チェックシート」の30項目のうち、生理痛、肩こり、便秘、お風呂から上がるとすぐ冷えてくる、コーヒーを好む、手先手足が特に冷える、身体がだるく疲れやすい、身体全体が冷え、1年を通して冷えが気になる、貧血、低血圧、よく胃が痛むなど10項目が私の症状に当てはまりました。
そして、体温が36.8℃で足先の温度は、初夏だというのに、25.1℃。冷え症でない人は、脇の下と足先の温度の差が9℃前後ということでしたから、私は明らかに「治療が必要な冷え症」でした。この日から週に1~2回のペースで通院し、超短波、マイナスイオン、マッサージ、などの治療を1時間ほど受けるほか、日常生活での指導もしていただき、とにかく身体を冷やさないことを心がけるようになりました。

ちょうど初夏に治療を始めたのですが、今年の夏は例年にない猛暑で、いつものように冷たい飲み物はほしいし、アイスも食べたかったのですが、とにかく冬のつらさと生理痛の痛さを思えば、なんでも我慢できるというものです。アイスは食べず、アイスコーヒーにも手を出さず、飲み物は氷を入れたり冷やしたりしないで常温のものをとりました。食べ物も、ざるうどんやざるそばではなく、かけうどん、かけそばのように温かいものにしました。母は「茄子は身体を冷やす」といって、メニューからはずしてくれましたし、生野菜や果物を減らして、根菜類をとるように努めました。

ショウガも味噌汁に入れるだけではなく、できるだけとるようにしました。こうした家族の協力があったからこそ、食生活の改善をすることができたのだと思っています。昨年の夏は、クーラーのきいた部屋で昼も夜もすごし、汗をかくことがすくなかったことを思い出しながら、今年はクーラーを使わず、夜も扇風機の間接的な風だけで眠りました。朝になると、汗だくです。

「汗をかくことが大切」と教えてくださったので、スポーツジムにも通い、30分のウォーキング、10分間のランニング、そして筋トレもつづけました。できるだけ歩くことも心がけ、一停留所二停留所くらいの距離はバスを使わないで、どんどん歩きました。しかも、毛糸のパンツも常用していたのです。夏に毛糸のパンツなんて暑くないのかと聞かれれば、それは暑くないはずはありません。でも、どんどん汗をかくなかで、私は自分の身体が確実に変わっていくことを実感していました。まず、便秘症が治ったのです。

そして、ちょうど夏の暑さがピークを迎えるころ、それまで憂鬱で仕方のなかった生理痛がまったくなくなったのでした。生理の始まる直前になると必ずあった、胸が張ったり、下腹部が押されるような鈍い痛みがあるという不快な症状も、きれいに消えたのです。



 

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